噴火(火山)噴火(火山)

日本には110を超える活火山があり、世界でも有数の火山国といえます。火山は美しい景観や温泉の湧出などで、一般に観光地となっていますが、噴火が起こると付随するさまざまな現象が災害を引き起こします。また、火山はひとたび噴火すると長引くことが多く、終息の時期の予測が困難なため、被災後の生活再建が非常に困難なケースがあります。

火山噴火が起こると火山噴火が起こると

災害の要因となる主な火山現象には、大きな噴石火砕流融雪型火山泥流溶岩流小さな噴石・火山灰土石流火山ガスなどがあります。被害の内容はさまざまで、例えば、大量の火山灰が発生した場合は、屋根に積もって家屋が倒壊したり、火山灰が舞うことで視界不良をもたらし、自動車の運転が困難になることがあります。また、火口から飛散する噴石や、高温の火山灰・火山ガス・溶岩片が一体となって流れ出る火砕流によって、人体に危険が及ぶ場合もあります。さらに、積雪期に火山が噴火すると、斜面の雪がとけ、融雪型火山泥流が発生し、建物や農地などが被害を受ける場合もあります。

備えておこう!

火山防災マップを確認する火山防災マップを確認する

ハザードマップ(火山防災マップ)で噴火警戒レベルに対応する危険な場所をチェックし、避難場所や避難経路を確認しておきましょう。最近では、各地の火山でハザードマップや防災マップが作られており、避難のポイントなども説明してあります。冷蔵庫やリビングの壁など見やすいところに貼っておき、いざというときに備えましょう。

桜島火山ハザードマップ(鹿児島市発行)

防災アイテムと食料を確保する防災アイテムと食料を確保する

火山灰が降り続いている間は、物流やライフラインに影響が出ることがあります。ふだんから飲料水や保存の効く食料などを、最低3日分ほど備蓄しておきましょう。

火山噴火や降灰のために備えておきたいもの
  • 飲料水
  • 食料
  • 燃料
  • 懐中電灯
  • 防塵マスク
  • ヘルメット
  • ゴーグル・メガネなど

いざというときには

異変を感じたら、速やかに避難を開始

火山噴火が起こったとき、常にその山の状況が見えているとは限らず、噴火自体が分からないときもあります。振動や音など何らかの異変を感じたら、避難勧告・指示を待たずに速やかに避難を開始し、できるだけ火口から遠くに避難するようにしてください。遠距離避難が難しいときは、近くの建物などに逃げ込むようにしましょう。

「噴火警報」や「入山規制」を見逃さない「噴火警報」や「入山規制」を見逃さない

火山活動に大きな変化があった場合には「噴火警報」や「入山規制」、市町村からの情報など、テレビ、ラジオ、防災行政無線、広報車などの情報に注意しましょう。市町村から避難の勧告や指示があった場合は、速やかに勧告・指示に従い、行動します。

噴石や火山灰から身を守る

山中や屋外にいるときは、ヘルメットなどをかぶり噴石などから頭を守り、タオルなどを口に当てながら避難しましょう。火山灰はとても小さいので、吸い込むと空気と一緒に肺の奥まで入り、呼吸器に影響を与えることがあります。さらに火山灰が目に入ると、目のかゆみ、痛み、充血を引き起こしたり、皮膚に触れると炎症を起こすことがあるので注意が必要です。

火山灰から身を守るには…
  • 防塵マスクを着用するなど、火山灰を吸い込まないようにする
  • コンタクトレンズをはずし、メガネを使う
  • 火山灰が目に入ったら、手でこすらずに、水で流す
  • 火山灰に触れると皮膚が炎症をおこすことがあるので、なるべく肌を露出しない
  • 火山灰が降っているときや降った後は、できるだけ車の運転は避ける